診療科・部門紹介

足の外科のご紹介

8.変形性足関節症

① なんとなく足首が痛いときがある。
② 足首の骨折をしたことがあるが、最近痛みが出始めた。
③ 若いときにスポーツを熱心にやってきたが、最近調子が悪い。

足関節は、脛骨腓骨でつくられる凹に、距骨の凸がはまりこんだ形をしていますが、昔の骨折や捻挫などが原因で、凹と凸のはまりがくずれ、レントゲン上で骨の変形が見られてくることがあります。また、とくに外傷歴がなくても、年齢的な変化により、そのような変形が見られることもあります。装具などでの保存的加療が有効でない場合、手術によって痛みの改善を図ります。
変形性足関節症の手術法の選択は、足の外科学会の中でもまだ手探りです。足の外科専門病院では、LTO(低位脛骨骨切り術)、DTOO(遠位脛骨斜め骨切り術)、人工足関節置換術、関節鏡下足関節固定術などが行われていますが、それぞれ一長一短あり、まだ決定打がありません。一般に、変形性足関節症の手術は侵襲が大きくなることが多いため、当院では逆に、なるべく低侵襲で最大限の効果が上げられるような術式を選択しています。

関節鏡下骨棘切除術 レントゲン上、足関節に骨棘と呼ばれる余計な骨が多くできている場合、その骨を削るだけで、症状が大きく改善する場合があります(骨棘同士がぶつかっている場合、骨棘が軟部組織を刺激して痛い場合、骨棘ができて関節の動きが制限されることにより関節面のある部分に圧が集中してしまっている場合、などです)。関節鏡のための5mmの傷が数か所の低侵襲な手術です。骨切り術や関節固定術、人工関節などの侵襲の大きな手術を行う前に行ってみる価値のある手術法と考えています。
踵骨骨切り外方移動術 変形性足関節症の多くは、距骨が内反しているために、足関節の内側の関節面に応力が集中します(鉛筆の背と先端で同じように皮膚を押せば先端で押したほうが痛いように、体重を関節面の狭い範囲で支えると、それだけ関節痛が強くなります)。この術式では、踵骨を骨切りして外側に移動することにより、荷重軸を外にずらし、内側に集中していた応力を分散させます。
人工足関節置換術 高度な変形のため、骨切り術では症状改善が期待しにくく、足関節固定術は希望されない方に対して行う手術です。小走り程度なら問題ありませんが、スポーツは控えていただく必要があります。オーダーメイドの人工距骨を併用します(人工距骨の作成には1か月半程度かかります)。
関節鏡下足関節固定術 関節固定術は、変形性足関節症に対する手術法の中で、もっとも安定した治療成績である手術法です。「関節固定」というとかなりの不自由になってしまうと思われがちですが、足の関節は「距腿関節」と「距骨下関節」という2つの関節が上下に並んでおり、でこぼこ道に対応するのはおもに「距骨下関節」のため、この手術法で「距腿関節」を固定しても、日常生活への支障はごくわずかです。
当院では、関節鏡を用いて関節固定術を行っています。1cm程度の傷口が数か所でできる低侵襲な術式です。

人工関節や関節固定術の画像は→
変形性足関節症の手術療法

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