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足の外科のご紹介

17.足根管症候群

①立ち仕事をしていると、足裏にいやな痛みしびれが出る。
②夜寝ていると、足裏にいやな痛みしびれが出る。

足裏に痛みしびれがあり、原因が腰椎疾患でない場合、足根管症候群のことがあります。原因は、屈筋支帯直下の占拠性病変(ガングリオンや良性腫瘍、外骨腫、滑膜など)による神経の圧迫や、母趾外転筋の内側にある隔壁(筋間中隔)での神経の絞扼などです。占拠性病変が明らかな場合、もしくは、占拠性病変がなく注射での保存的治療で改善しない場合は手術適応となります。

神経除圧術 足根管症候群という名称は「手根管症候群の足版」(手術でも足根管をつくる屈筋支帯を切ればおしまい)という印象を与えかねませんが、Mackinnonは1987年、手と足の解剖学的類似性についての論文を発表し、手根管と足根管は解剖学的には対応しない構造物だと述べています。
具体的には、足の(足根管を作る)屈筋支帯は手の前腕筋膜と対応、手の手根管(+ギヨン管)は、足の母趾外転筋の筋膜起始部による内外足底神経のトンネルとが対応する構造物だと述べています。この対応で考えると、足根管症候群において足の屈筋支帯だけを切開するのは、手根管症候群において前腕の筋膜だけを切開するだけに対応し、不十分だとMackinnonは考え、翌1988年、足根管症候群の手術として、足根管を形作る屈筋支帯を切開すると同時に、母趾外転筋筋膜起始部まで切開する新しい手術法を発表しています。
Mackinnonの概念と手術法は長いこと注目されませんでしたが、2008年、MullickはMackinnonの手術法を改良した手術法で行った77足について、それまでの報告(多くは5,6割の改善率です)を2割近く上回る良好な治療成績だったと発表しました。当院では、Mullickの方法に準じて、屈筋支帯を切開すると同時に、母趾外転筋筋膜起始部の内外足底神経間の隔壁を切除する方法を行っています。

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