平成27年度 八潮中央総合病院 病院指標
年齢階級別退院患者数
ファイルをダウンロード年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | 40 | 88 | 101 | 194 | 331 | 486 | 827 | 537 | 138 |
平成27年度の当院の一般病棟退院患者数は、月平均280名です。当院の退院患者を年齢階級別にみると幅広い年齢層の患者様が入院されていますが、60~80代の患者様が特に多いことがわかります。また地域の総合病院として幅広い年齢層、疾患に対応すべく医療を行っております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
ファイルをダウンロード内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) | 105 | 28.3 | 14.34 | 11.43% | 79.01 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 | 51 | 46.61 | 21.69 | 5.88% | 82.75 | |
060130xx99000x | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) | 31 | 5.45 | 7.38 | 0% | 61.52 |
内科に関しては、肺炎が多くを占めており、年齢層としては高齢者が多く在院日数も長期化する傾向にあります。また高齢者の方が、肺炎から重篤な感染症に罹患する可能性も高く、適切な加療を進めるとともに、長期臥床での治療における筋力・体力の低下に対しても、理学療法を行い早期退院に向けた治療を行っております。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx99x6xx | 乳房の悪性腫瘍 | 52 | 2 | 4.39 | 0% | 57.79 | |
040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) | 41 | 25.39 | 14.34 | 2.44% | 76.1 | |
110280xx99000x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 | 23 | 14.04 | 13.64 | 8.7% | 74.17 |
外科に関しては、乳房の悪性腫瘍が多くを占めています。当院は乳癌健診を積極的に行っており、治療も継続して行える体制をとっております。また常勤の女性医師がいることで、通院しやすい環境が整っております。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 | 88 | 47.06 | 28.70 | 14.77% | 77.6 | |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 60 | 55.32 | 21.52 | 5% | 75.25 | |
070350xx01xxxx | 椎間板変性、ヘルニア | 40 | 14.45 | 11.84 | 0% | 51.38 |
整形外科に関しては、高齢者の転倒時に発症しやすい股関節大腿近位骨折、胸椎・腰椎以下骨折損傷が多くを占めております。発症後または手術後の早期理学療法の導入により早期回復、早期退院に向け治療を進めております。また、これらの疾患における救急搬送の受け入れを積極的に実施していくことで、地域医療に貢献できると考えております
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x099030x | 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-3あり | 16 | 28.69 | 18.08 | 0% | 67.69 | |
010060x099000x | 脳梗塞(JCS10未満 | 11 | 50.91 | 15.8 | 0% | 75.36 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | - | - | 5.31 | - | - |
脳神経外科に関しては、「脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-3あり」が多くを占めております。これは脳梗塞急性期に使用するエダラボンという脳保護剤を使用した点滴による治療になります。点滴療法および早期の理学療法を行い早期退院に向けて治療を行っております。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100070xxxxxxxx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) | 13 | 4.54 | 15.35 | 0% | 63.15 | |
020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 | - | - | 7.42 | - | - | |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患 手術なし | - | - | 2.72 | - | - |
眼科に関しては、ほぼ入院手術目的の入院となっており、白内障の手術が多くを占めておりますが、白内障の手術はDPC対象症例でない為、上記のように手術なしとなっております。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 16 | 6.00 | 7.76 | 0% | 57.19 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 12 | 7.67 | 9.60 | 0% | 59 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 | 12 | 5.17 | 5.53 | 0% | 44 |
当院は地域の総合病院として幅広い年齢層、疾患に対応しております。耳鼻咽喉科に関しては、慢性副鼻腔炎手術の入院が多くを占めております。年齢層が低いこともあり早期退院が出来るように治療を進めております。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 手術なし | 13 | 11.08 | 12.60 | 0% | 67.77 | |
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 11 | 9.27 | 7.59 | 0% | 67.27 | |
110320xx99xxxx | 腎、泌尿器の疾患(その他) 手術なし | - | - | 10.15 | - | - |
当院は地域の総合病院として幅広い年齢層、疾患に対応しております。泌尿器科に関しては、尿路の感染症が多くを占めております。尿路感染症から重篤な感染症に罹患する可能性もあることから、全身状態の管理、適切な抗生剤の使用等を行っており、早期回復にむけて治療を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
ファイルをダウンロード初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | 11 | - | - | 1 | 7 |
大腸癌 | - | - | - | 15 | 4 | 14 | 1 | 7 |
乳癌 | 57 | - | - | - | - | - | 1 | 7 |
肺癌 | - | - | 17 | 22 | 10 | - | 1 | 7 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では、乳癌健診を積極的に行っており乳癌の早期発見・早期治療につとめております。また病期分類不明となっているものに関しては、治療前の検査入院が多く入院中に結果が出ないことが理由としてあります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
ファイルをダウンロード患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
重症度 0 | - | - | - |
重症度 1 | 22 | 28.32 | 63.32 |
重症度 2 | 76 | 28.59 | 83.28 |
重症度 3 | 17 | 33.12 | 81.53 |
重症度 4 | - | - | - |
重症度 5 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
肺炎の重症度の軽症にあたる重症度0に関しては、成人市中肺炎診療ガイドラインにおいて外来治療となっており、既往に他の疾患の有無等によって入院治療をする場合もありますが、基本的に入院適応でないことが理由としてあります。その為、重症度1~が多くなっております。
脳梗塞のICD10別患者数等
ファイルをダウンロードICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群<. | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | - | ||||
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 38 | 40.66 | 71.68 | 2.13% |
その他 | - | - | - | - | ||
I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | - | ||||
I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | - | ||||
I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | - | ||||
I679 | 脳血管疾患,詳細不明 | - |
当院の脳梗塞における多くは発症後3日以内の急性期の状態です。当院は、一般病棟及び回復期リハビリテーション病棟を有している為、急性期治療から在宅にむけたリハビリテーションまで一貫した治療を行うことが可能となっております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
ファイルをダウンロード内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 114 | 0.31 | 1.24 | 0% | 65.31 | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K7212 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | - | - | - | - | - |
内科においては、内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術を多く行っております。内視鏡下で行うことから患者さんの負担も軽く早期の退院が可能となっております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 51 | 1.29 | 4.53 | 1.96% | 66.84 | |
K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 37 | 1.08 | 1.24 | 0% | 69.35 | |
K610-3 | 内シャント設置術 | 32 | 3.28 | 15.28 | 0% | 68.22 |
外科においては、鼠径ヘルニア手術、内視鏡下結腸ポリープ・粘膜切除術を多く行っております。鼠径ヘルニア手術においては、抜糸不要の人口繊維を用いることで早期歩行が可能であり、回復が早いのが特徴の一つです。その為、早期退院が可能な手術となっております。また当院は人工透析も行っていることから、透析に必要なシャント設置術も多く行っております。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 71 | 2.2 | 39.96 | 15.49% | 77.48 | |
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) | 56 | 1.89 | 18.41 | 0% | 66.7 | |
K134-22 | 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) | 40 | 2.75 | 10.7 | 0% | 51.38 |
整形外科に関しては、骨折と脊椎の手術を多く行っています。骨折の多くは高齢者に多い大腿骨骨折となっております。脊椎に関する手術においては、脊椎の専門医による内視鏡下での脊椎固定術、椎間板摘出手術が多くを占めており、内視鏡下での手術の為、患者様の負担も少なく早期退院が可能となっております。
また当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、術後のリハビリ環境も整っております。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | - | - | - | - | - |
脳神経外科において、中心静脈注射用植込型カテーテル設置手術や胃瘻造設手術を行っております。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) | 163 | 0 | 0.21 | 0% | 73.06 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 13 | 0 | 3.92 | 0% | 72.23 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | - | - | - | - | - |
眼科においては、白内障に対する水晶体再建術が多くを占めております。高齢者に多くみられる疾患で、早期退院も可能な為、眼科では積極的に治療を行っております。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 14 | 1 | 3.93 | 0% | 21.93 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 12 | 1 | 4 | 0% | 59.58 | |
K433 | 上顎骨折観血的手術 | - | - | - | - | - |
耳鼻咽喉科に関しては、口蓋扁桃手術および内視鏡下副鼻腔手術を多く行っております。患者様の年齢層も低く早期退院に向けて治療を行っております。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) | 11 | 3.36 | 8.36 | 0% | 67.36 | |
K805 | 膀胱瘻造設術 | - | - | - | - | - | |
K7812 | 経尿道的尿路結石除去術(その他) | - | - | - | - | - |
泌尿器科においては、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)を多く行っております。鏡視下での手術の為、患者様の負担も少なく早期退院が可能となっております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
ファイルをダウンロードDPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | 26 | 0.95% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 23 | 0.84% |
異なる | - | - |
当院における敗血症は、「異なる」症例数が多くを占めております。これは、入院の契機となった疾患とDPCコードに基づく包括対象病名(DPC病名)が異なることを表しております。それは何らかの疾患により入院となったものの、重症化し敗血症に罹患したものと考えられます。当院は敗血症診療ガイドラインにより診断・治療を行っております。
更新履歴
2016/09/28 初版作成