令和2年度 八潮中央総合病院 病院指標
年齢階級別退院患者数
ファイルをダウンロード年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | 59 | 107 | 112 | 207 | 304 | 391 | 792 | 787 | 252 |
令和2年度の全退院患者数は3,013名です。幅広い年齢層の患者様が入院されておりますが、最も多い年齢層は70代で792名でした。年齢区分で70歳以上が全体の60.7%を占めております。また、昨年度と比較すると、60代の患者数が-143名と大幅な減少がみられますが、これは、新型コロナウイルス感染拡大による不急の手術の減少が原因の一つであると考えられます。今後も幅広い年齢層、多くの疾患に対応できる医療を提供できるようにしてまいります。
なお、10歳未満の患者様は10件に満たないため非表示となっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
ファイルをダウンロード内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 96 | 31.83 | 20.51 | 8.33 | 83.08 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 80 | 24.03 | 13.00 | 6.25 | 77.41 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 43 | 2.16 | 2.66 | 0 | 66.72 | |
0400800499x00x | 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) | 38 | 34.16 | 18.64 | 0 | 86.89 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 | 28 | 8 | 7.74 | 0 | 61.18 |
内科に関しては、誤嚥性肺炎、腎臓又は尿路感染症と高齢の患者様が罹患しやすい疾患が上位を占めており在院日数も長期化する傾向にあります。また、高齢者の方が誤嚥性肺炎等から重篤な感染症に罹患する可能性も高く、適切な加療を進めるとともに、長期臥床での治療における筋力・体力の低下に対しても、リハビリテーションを行い早期退院に向けた治療を行っております。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx99x6xx | 乳房の悪性腫瘍 | 41 | 2 | 4.17 | 0 | 62.78 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 36 | 27.81 | 20.51 | 2.78 | 84.44 | |
060160x001xxxx | 鼠経ヘルニア(15歳以上) | 32 | 4.78 | 4.86 | 0 | 66.5 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 | 30 | 5.87 | 5.44 | 0 | 76.04 | |
050130xx9900xx | 心不全 | 26 | 27.08 | 17.23 | 11.54 | 76.04 |
外科に関しては、乳房の悪性腫瘍、鼠経ヘルニア、虫垂炎、心不全など多くの疾患に対応しております。なかでも乳房の悪性腫瘍が多くを占めている為、当院では乳癌検診を積極的に行い、治療も継続して行える体制をとっております。また、常勤の女性医師がいることで通院しやすい環境が整っております。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160700xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 79 | 47.06 | 25.09 | 15.19 | 81.47 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 58 | 50.43 | 18.81 | 6.9 | 82 | |
070210xx01xxxx | 下肢の変形 | 45 | 19.82 | 21.13 | 0 | 63.22 | |
070085xx97xxxx | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外) | 34 | 21.03 | 12.99 | 0 | 53.71 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 | 33 | 12.97 | 5.18 | 0 | 6503 |
整形外科に関しては、高齢者の転倒時に発症しやすい股関節・大腿近位の骨折、胸椎、腰椎以下骨折損傷が多くを占めております。当院では、足の外科、脊椎、肩、スポーツ・膝の各専門医をそろえ、多くの整形外科疾患に対応しております。また、理学療法を積極的に行っており、必要に応じて回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーション強化・継続を行っております。全ての疾患に対し早期回復、退院へ向けた治療を行っております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) | - | - | 18.86 | - | - | |
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | - | - | 15.64 | - | - | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | - | - | 10.51 | - | - | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | - | - | 15.54 | - | - | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 | - | - | 8.18 | - | - |
脳神経外科に関しては非外傷性頭蓋内血腫、脳梗塞が多くを占めております。患者様が安心してご自宅へ帰れるよう十分な理学療法を行っており、必要に応じて回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーション強化・継続を行い、早期回復・早期退院に向けて治療を行っております。 なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 | 89 | 2.15 | 2.76 | 0 | 77.24 | |
020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 | - | - | 5.65 | - | - | |
160250xxxx1xxx | 眼損傷 | - | - | 8.53 | - | - |
眼科に関しては、白内障の手術目的の入院が大部分を占めております。白内障の手術はほとんどの患者様が1泊2日での入院となっているため在院日数は短くなっております。その他の疾患に関しては件数が10件未満で少なく非表示となっておりますが、早期退院に向けた治療を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
ファイルをダウンロード初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | ‐ | ‐ | 10 | 10 | ‐ | ‐ | 1 | 8 |
大腸癌 | ‐ | ‐ | ‐ | 13 | ‐ | ‐ | 2 | |
乳癌 | 49 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 1 | 7.8 |
肺癌 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 11 | ‐ | 1 | 7.8 |
肝癌 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 2 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では乳癌検診を積極的に行っており、乳癌の早期発見・治療に努めております。その為、StageⅠ・Ⅱの患者様が多くなっており乳癌検診に一定の効果があると考えております。また、当院は緩和ケア病棟を有しており、医師だけでなく薬剤師、看護師等を含めたチーム医療を行っております。
なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
ファイルをダウンロード患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 28 | 10.79 | 56.25 |
中等症 | 89 | 31.54 | 80.31 |
重症 | 15 | 21.73 | 82 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
成人市中肺炎の重症度別患者数に関しては、中等症が多くを占めております。患者様の年齢層も高く、肺炎から重篤な感染症に罹患する可能性も高い為、全身状態の管理、適切な抗生剤の使用等を行い、早期回復・早期退院に向けた治療を行っております。
なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
脳梗塞の患者数等
ファイルをダウンロード発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 51 | 55.96 | 74.49 | 1.28 |
その他 | 27 | 90.19 | 77.11 | 10.26 |
脳梗塞の患者数に関しては、I63$脳梗塞に分類される症例の内65.4%の患者様が発症から3日以内に治療を受けられています。また、当院では一般病棟及び回復期リハビリテーション病棟を有している為、急性期治療から在宅復帰に向けたリハビリテーションまで一貫した治療を行うことが可能となっております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
ファイルをダウンロード内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 35 | 0.14 | 1.14 | 0 | 68.2 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 21 | 5.81 | 15.19 | 4.76 | 69.57 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 13 | 1.46 | 2.31 | 0 | 66.15 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 73.75 | |
K533-2 | 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 50.33 |
内科の手術では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が多くを占めております。内視鏡下で行うことから、患者様への負担も少なく早期退院が可能となっております。なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 41 | 3.63 | 4.1 | 0 | 59.9 | |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 23 | 8.13 | 8.83 | 0 | 71.87 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 18 | 1.56 | 9.61 | 0 | 70.89 | |
K7181 | 虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 17 | 0.53 | 3.71 | 0 | 43.47 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 15 | 1 | 2.2 | 0 | 61.27 |
外科の手術では、開腹手術や腹腔鏡下での手術等、幅広い疾患、手術に対応できる設備を有しております。また、患者様への負担を少しでも減らし早期退院に向けた治療を行っております。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 74 | 2.93 | 41.51 | 14.86 | 77.31 | |
K0493 | 骨部分切除術(足) | 45 | 1.04 | 5.91 | 0 | 42.4 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 43 | 4.07 | 50.49 | 13.95 | 80.35 | |
K0543 | 骨切り術(足) | 39 | 1 | 14.13 | 0 | 63.13 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 33 | 1.55 | 20.15 | 0 | 62.79 |
整形外科の手術では、足の外科の手術や骨折に対する手術を多く行っております。足の手術の多くで鏡視下での手術を行っており、患者様への負担も少なく早期退院が可能となっております。手術後の理学療法を積極的に行い、回復期リハビリテーション病棟にて集中的にリハビリテーションも行っております。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 89 | 0 | 1.15 | 0 | 77.24 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | - | - | - | - | - |
眼科の手術では、水晶体再建術が大部分を占めております。多くの患者様が1泊2日での入院手術となっており、手術後の早期退院が可能となっております。
なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
耳鼻科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 13 | 1 | 3.92 | 0 | 26.31 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | - | - | - | - | - | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | - | - | - | - | - | |
K347 | 鼻中隔矯正術 | - | - | - | - | - | |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) | - | - | - | - | - |
耳鼻咽喉科の手術では、口蓋扁桃手術を多く行っております。扁桃炎や慢性副鼻腔炎に対する手術も行っておりますが件数が10件未満のものは非表示となっております。患者様の年齢層も低く、早期退院に向けた治療を行い、手術後4日前後での退院が可能となっております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
ファイルをダウンロードDPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 15 | 0.5 |
異なる | 24 | 0.8 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 26 | 0.87 |
異なる | - | - |
当院における敗血症は「入院契機と異なる」症例が多くを占めております。「入院契機と異なる」とは、入院した時には別の疾病で入院したが、入院後に傷病名欄の病名を発症し、入院時の疾患よりも入院後に発症した病名の治療に多くの医療資源を必要とした事を意味しております。
また、手術・処置等の合併症においては「入院契機と同一」症例が多くを占めております。これは、手術、処置後の創部等が退院後に感染症等の合併症に罹患し、その治療目的に入院したことを表しています。感染症等の合併症が確認された場合、早期に処置、手術等を行い早期回復・退院に向けた治療を行っております。
なお、件数が10件に満たない症例は非表示となっております。
更新履歴
2021/09/29 初版作成