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年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 49 122 137 223 406 410 835 976 301

令和5年度の全退院患者数は3,460名でした。幅広い年齢層の患者様が入院されておりますが、最も多い年齢層は80代~で976名でした。昨年度と比較すると、80代~の患者様は96名増加しております。ご高齢になるほど入院治療が必要とされる方が多くなり年齢区分では70歳以上が全体の61.0%を占めております。また、70歳以上の入院患者数は2年連続で増加傾向にあり、超高齢化社会の影響も考えられます。今後も幅広い年齢層、多くの疾患に対応できる医療を提供できるようにしてまいります。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 98 34.04 20.60 16.33 84.21
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 74 24.12 13.52 1.35 80.23
0400800499x00x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 73 26.71 19.08 8.22 84.37
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 43 2.07 2.61 0 63.14
100380xxxxxxxx 体液量減少症 43 24.65 10.60 6.98 83.21

内科では、誤嚥性肺炎、腎臓または尿路の感染症、肺炎等、高齢の患者様が罹患しやすい疾患が上位を占めており、在院日数も長期化する傾向にあります。また、高齢者の方が誤嚥性肺炎等から重篤な感染症に罹患する可能性も高く、適切な加療を進めるとともに、長期臥床での治療における筋力・体力の低下に対しても、リハビリテーションを行い早期退院に向けた治療を行っております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠経ヘルニア(15歳以上) 47 4.19 4.55 0 65.23
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 37 9.97 8.95 0 68.7
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 30 24.13 20.60 0 87.03
060330xx02xxxx 胆嚢疾患 30 5.27 5.98 0 57.77
060150xx03xxxx 虫垂炎 27 5 5.29 0 43.93

外科では、鼠径ヘルニアや腸閉塞、胆嚢炎、虫垂炎など多くの疾患に対応しております。一般外科、消化器外科、乳腺外科などの領域を扱っており、良性疾患、悪性疾患問わず緊急疾患のいずれにも対応しています。腹腔鏡下手術は半数以上占めており、できるだけ低侵襲かつ高質の治療を心がけております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070210xx01xxxx 下肢の変形 79 16.19 20.06 0 62.14
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 55 47.49 19.34 1.82 79.27
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 51 38.73 25.50 9.8 80.9
070085xx97xx0x 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外) 49 12.49 12.05 0 56.49
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 42 20.6 15.58 0 65.21

整形外科では、下肢の変形や高齢者の転倒時に発症しやすい股関節・大腿近位の骨折、胸椎、腰椎以下骨折損傷が多くを占めております。当院では、足の外科、脊椎、肩の各専門医をそろえ、多くの整形外科疾患に対応しております。また、高齢者の二次性骨折予防に力を入れており、専門チームによる適切な骨粗鬆症治療を行っております。理学療法も積極的に行っており、必要に応じて回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーション強化・継続を行っております。全ての疾患に対し早期回復、退院へ向けた治療を行っております。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 16 4.44 4.73 0 69.94
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 - - 20.60 - -
010230xx99x00x てんかん - - 7.20 - -
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) - - 15.70 - -
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 - - 8.38 - -

脳神経外科では、てんかんや頭蓋・頭蓋内損傷、脳梗塞、前庭機能障害などに対応しております。前庭機能障害以外の件数としては10件未満で少なく非表示となっておりますが、患者様が安心してご自宅へ帰れるよう十分な理学療法、作業療法、言語療法を行っており、必要に応じて回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーション強化・継続を行い、早期回復・早期退院に向けて治療を行っております。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 78 2.03 2.54 0 76.79
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 - - 6.10 - -
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 - - 5.67 - -

眼科では、白内障の手術目的の入院が大部分を占めております。白内障の手術はほとんどの患者様が1泊2日での入院となっているため在院日数は短くなっております。その他の疾患に関しては件数が10件未満で少なく非表示となっておりますが、早期退院に向けた治療を行っております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 33 4.36 4.73 0 71.97
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 26 5.81 6.02 0 51.5
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸症候群 18 2 2.03 0 53.78
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 16 5.88 7.53 0 29.25
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 12 4.92 5.51 0 43.42

耳鼻咽喉科では、前庭機能障害、慢性副鼻腔炎、扁桃炎が多くを占めております。在院日数は全国平均より短く早期退院に向けた治療を積極的に行っております。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 79 3 2.44 0 71.72
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 36 4.03 5.22 0 54.31
110420xx02xxxx 水腎症等 21 2.95 4.02 0 75.14
110070xx03x20x 膀胱腫瘍等 10 6.2 6.59 0 74.6
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 - - 7.08 - -

泌尿器科では、前立腺の悪性腫瘍や膀胱腫瘍、上部尿路疾患、水腎症など多くの疾患に対応しております。また令和5年度よりダビンチを導入し、泌尿器悪性腫瘍に対する手術件数も増加しており、低侵襲かつ高質の治療を提供しております。また、低侵襲な手術により患者様の負担を軽減し、早期退院を目指しております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 7,8
大腸癌 - - - 10 22 - 1 8
乳癌 - - - - 15 - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

  ※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

大腸癌が最も多く次いで乳癌、胃癌が多くなっております。病期分類が不明となっているものは、癌の疑いで検査入院し退院時に検査結果が明らかでないものは「不明」件数に含まれる事が要因となっております。
また、当院では乳癌検診を積極的に行っており、乳癌の早期発見・治療に努めております。また、緩和ケア病棟を有しており、医師だけでなく薬剤師、看護師等を含めたチーム医療を行っております。手術・化学療法だけでなく様々な治療法から選択し総合的に診療しております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 50 32.26 79.8
重症 19 23.63 81.84
超重症 - - -
不明 - - -

成人市中肺炎の重症度別患者数に関しては、中等症が多くを占めております。また、前年度と比較し重症が増加しており、これは重症化リスクの高い70歳以上の患者数が前年度よりも増加している事が理由として考えられます。患者様の年齢層が高く、肺炎から重篤な感染症に罹患する可能性も高い為、全身状態の管理、適切な抗生剤の使用等を行い、早期回復・早期退院に向けた治療を行っております。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 26 25.35 75.5 6.52
その他 20 67.95 80.25 13.04

脳梗塞の患者数に関しては、I63$脳梗塞に分類される症例の内56.5%の患者様が発症から3日以内に治療を受けられています。平均在院日数はその他67.95日に対し、発症3日以内の患者様は25.35日と早期に退院しております。また、当院では一般病棟及び回復期リハビリテーション病棟を有している為、急性期治療から在宅復帰に向けたリハビリテーションまで一貫した治療を積極的に行っており、平均在院日数も前年度の約半分となっております。また、他院からの脳梗塞発症後のリハビリテーションの依頼も多く受けております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 46 0.52 4.72 0 65.72
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 20 2.55 11 0 78.1
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) 19 2.21 13.95 0 78.16
K654 内視鏡的消化管止血術 14 1.64 14.71 0 69.21
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 14 3.79 24.57 0 81.71

内科の手術では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が一番多く、次に内視鏡的乳頭切開術となっております。内視鏡下で行うことから、患者様への負担も少なく早期退院が可能となっております。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 48 2.04 3.25 0 57.83
K6335 鼠経ヘルニア手術 46 1.15 2.04 0 65.26
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 24 0.54 3.25 0 43.29
K6121イ 末梢動静脈婁造設術(内シャント造設術)(単純) 15 2.67 7.13 0 68.53
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 12 1 6.17 0 60.17

外科の手術では、開腹手術や腹腔鏡下での手術等、幅広い疾患、手術に対応できる設備を有しております。医師の数も増え、それに伴い1泊2日での鼠径ヘルニアの手術等も前年度より増加しております。また、患者様への負担を少しでも減らし早期退院に向けた治療を行っております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 57 3.79 41.58 8.77 78.14
K0543 骨切り術(足) 55 1 16.27 0 60.71
K0493 骨部分切除術(足) 52 1.02 8.19 0 54.1
K0462 骨折観血的手術(前腕) 50 2.78 31.86 2 63.12
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 41 1.41 18.12 0 64.88

整形外科の手術では、足の外科の手術や骨折、肩腱板断裂に対する手術を多く行っております。肩腱板断裂、足の手術の多くで鏡視下での手術を行っており、患者様への負担も少なく早期退院が可能となっております。手術後の理学療法を積極的に行い、回復期リハビリテーション病棟にて集中的にリハビリテーションも行っております。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 78 0 1.03 0 76.79
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -

眼科の手術では、水晶体再建術が大部分を占めております。多くの患者様が1泊2日での入院手術となっており、手術後の早期退院が可能となっております。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 27 1.04 4.22 0 30.19
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 19 1 3.63 0 48.16
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) - - - - -
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) - - - - -
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -

耳鼻咽喉科の手術では、口蓋扁桃手術を多く行っております。
扁桃炎や慢性副鼻腔炎に対する手術も行っておりますが一部非表示となっております。患者様の年齢層も低く、早期退院に向けた治療を行い、手術後5日前後での退院が可能となっております。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 36 1 2.03 0 54.31
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 0.79 8.38 3.45 73.72
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質液利用) 17 1.59 4.41 0 69.12
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -

泌尿器科では、尿路結石に対する治療として内視鏡下でのレーザー粉砕手術や膀胱悪性腫瘍に対する手術を多く行っております。また、令和5年度よりロボット支援手術のダビンチを導入し、令和5年度はダビンチを使用した手術を12件行っております。最新の医療技術を活用した低侵襲かつ高質の治療を提供してまいります。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.32
180010 敗血症 同一 13 0.38
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 28 0.81
異なる - -

「入院契機と同一」とは入院時に各傷病名欄の疾患と診断されている患者様であり、「入院契機と異なる」とは入院時は別の疾患で入院したが、その後に新たな疾患を発症し、入院時の疾患よりもより多くの医療資源が必要とした場合を意味します。敗血症とは何らかの細菌やウイルス感染が原因で細菌やウイルスが全身に広がり炎症を起こし、組織障害や臓器障害が起きている状態であり、当院では「入院契機と同一」の症例が多くを占めております。敗血症は軽度な感染症から進行することもあり、免疫力の低下した高齢者や乳幼児、持病等をお持ちの方は特に注意が必要です。また、敗血症が原因で播種性血管内凝固症候群という血液の凝固に異常をきたす症状を合併することもあります。こちらは「入院契機と異なる」症例が多くを占めており、敗血症から播種性血管内凝固症候群を合併した症例が多いことを意味しております。また、手術・処置等の合併症においては「入院契機と同一」症例が多く、これは、手術、処置後の創部等が退院後に感染症等の合併症に罹患し、その治療目的に入院したことを表しています。感染症等の合併症が確認された場合、早期に処置、手術等を行い早期回復・退院に向けた治療を行っております。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
451 412 91.35

肺血栓塞栓症とは、肺動脈に血栓(血の塊)が詰まり、胸痛や息苦しさ等の症状がみられ、最悪の場合死に至ることもあります。発症リスクに応じて早期離床、弾性ストッキングの装着やフットポンプによる間欠的空気圧迫法、抗凝固療法による薬物予防法などの対策があります。当院ではリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者様に対し、91.35%の割合で予防対策を行っております。

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
473 435 91.97

血液培養検査は、「敗血症」を診断する為の唯一かつ確実な検査であり、敗血症の原因となる菌を特定し、適切な抗菌薬の投与や治療方針を検討するうえで重要な検査となります。血液培養検査は1セットのみだと菌血症の30%を見逃すと言われており、検査精度を高める為にも原則として2セットの検体採取が基本です。当院では敗血症が疑われる患者様に対し91.97%の割合で、血液培養検査を2セット行っております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
457 309 67.61

広域スペクトル抗菌薬とは、様々な種類の菌に対して有効な抗菌薬です。ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系等があり、これらの抗菌薬は特定の菌に限定されず、広範囲の菌に対して有効です。しかし、近年は多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Anitimicrobial Stewardship Team:AST)を組織する等、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物診断である為、当院でも細菌培養実施率の増加に向け取り組んでおります。

更新履歴

2024/09/26 初版作成

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