人工透析室
透析患者様が安心して治療を受けられるように、快適で、より安全な透析治療を目指しております。

全台 on-line HDF対応可能となっております
on-line HDFとは
血液透析では除去しにくい物質も除去可能です。
そのため長年透析を行っていると起こる可能性がある合併症を予防する効果が期待されます。

院内設備
明るく広いスペース。透析中快適に過ごして頂ける様、広いスペースのベッド間隔。

専用エレベーター
透析室への直通の専用エレベータがあります。

全台アーム型テレビ設置
透析中快適に過ごして頂ける様全台無料でテレビをご覧になって頂いております。

透析リハビリはじめました!!
<はじめに>
現在、日本において透析患者数は30万人以上、慢性腎臓病患者数は1300万人以上とされています。
長期間にわたる透析の影響や腎臓病の合併症によって心身に様々な障害が生じ、次第に仕事や思い通りの生活が困難となる傾向にあります。また、高齢化がそれらに拍車をかけ、身体機能の低下、日常生活に介助を要する患者の増加が社会的な問題となりつつあります。 そのような問題に対処するため近年、腎臓病患者に対するリハビリテーションの重要性が提唱されております。
<リハビリはじめました!>
上記の時代背景を汲み、当院でも2021年4月より透析室でのリハビリテーションを開始しました。
リハビリテーションの中でも特に運動療法が重要とされており、日本腎臓リハビリテーション学会編集-腎臓リハビリテーションガイドラインによると、透析中の患者様に運動療法を提供することで運動耐容能・歩行能力・QOL(生活の質)の改善が期待されるとあります。
また、その他の効果として筋力強化、透析効率の向上、低血圧の予防、フレイルやサルコペニアの予防・改善なども報告されています。

<運動療法の内容>

医師の指示のもと、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、看護師、管理栄養士等が連携しながら患者様の状態に合わせた運動プログラムを計画・実施しています。
主なプログラム内容としては、効果があるとされている①レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)と②有酸素運動を処方しています。
<質の向上に対する取り組み>
運動プログラムと併せて定期的な心身評価(歩行能力、バランス能力、筋力、生活の質の調査など)も実施しています。定期的な評価を行うことでプログラム内容の振り返り・ブラッシュアップを客観的に行うことができ、より患者様に効果的なリハビリテーションの提供が可能となります。