腎がん
腎臓は、背中に左右1つずつあるソラマメの様な形をした臓器で、血液をろ過して不要物を尿として排出する役割を持っています。その他、血圧の調整、造血に関わるホルモンの生成、ビタミンDの活性化などの働きをしています。
これらの働きをしている組織が集まった腎実質にがんが発生した病態が、腎がんです。
1年間に人口10万人当たり約17人が腎がんと診断されます。50~70代に好発し、男性に多くみられます。
静脈に沿って広がることがあり、また、リンパ節に加え、特に肺、その他に肝臓・骨・脳などへの転移が多いです。
症状
初期は無症状が多く、検診の画像検査で偶然発見されることが多いです。がんが大きくなると、血尿が出たり、発熱があったり、腹部にしこりが触れたり、腰・背中・脇腹に痛みが出たりします。
検査
検診などの超音波検査やCT検査で偶然見つかることが多いです。また、がんが大きくなると、尿検査で血尿を指摘されることもあります。
治療
サイズが小さいがんであれば、がんのみを切除する部分切除術(ロボット手術・腹腔鏡手術・開腹手術)も可能な場合があります。サイズが大きいがんの場合は腎臓全体を摘出する腎摘除術(ロボット手術・腹腔鏡手術・開腹手術)を行います。当院では、主に腹腔鏡手術を行っています。
転移がある癌に対しては、症例によっては手術をすることもありますが、化学療法(分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬)が適応となります。